2016/08/21
ジョジョの奇妙な冒険は親子で楽しめる作品です
私は「ジョジョの奇妙な冒険」が大好きです。
息子も10才のときからジョジョを読み始め、親子でジョジョを楽しんでいます。
一方で、ジョジョには過激な表現が出てくるので「子供に見せても大丈夫か?」と思うこともあります。
ということで、ジョジョって親子で楽しめる作品なの?という疑問に答えたいと思います。
ポイントは以下の4点。
- ジョジョは素晴らしい創作物である。
- ジョジョを子供に見せても大丈夫なのか?
- 大切なのは作品について親子で会話すること
- 子供のためになるかどうかは親しだい。
ジョジョの奇妙な冒険はすごいマンガ
集英社の少年向け漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』に1986年から2004年まで、集英社の青年向け漫画雑誌『ウルトラジャンプ』に2005年からと長期にわたって連載されている。シリーズの単行本は100巻を越え、累計発行部数は2014年9月時点で9500万部超。2006年の文化庁による文化庁メディア芸術祭10周年記念アンケート企画、「日本のメディア芸術100選」にてマンガ部門で2位に選ばれた。
(引用元:ジョジョの奇妙な冒険–wikipedia)
ジョジョといえば、ジョジョラーという言葉があるほど熱狂的なファンがいて、コミックの総発行部数が1億にせまるほどの超有名マンガ。
そして、文化庁「日本のメディア芸術100選(マンガ部門)」にて2位に選ばれるほどの実力の持ち主。
また、作者の荒木飛呂彦による著書「荒木飛呂彦の漫画術」を読むと、漫画という芸術に対する熱い思いが伝わってきます。
出している結果もすごいが、作者のマンガ家としての熱量もすごい、そんなジョジョなのです。
ジョジョを子供に見せても大丈夫なの?
人気も内容もすごいジョジョですが、一方でその過激な描写のため子供に見せるのを躊躇するご両親もいらっしゃいます。
例えば、Yahoo知恵袋の次の質問。
ジョジョは、子供の教育に悪いでしょうか?
ジョジョは、子供の教育に悪いでしょうか?私はジョジョ好きのアラフォー… – Yahoo!知恵袋
事実、私も子供が10才でジョジョに興味を持ち始めたとき、子供にジョジョを読ませるのをすこしだけ躊躇しました。
しかし、現在は、積極的にジョジョを見せてますし、そうしてきて良かったと思っています。
なぜなら、ジョジョのような優れた創作物に刺激はつきものだし、その刺激との付き合い方を学ぶことが大切だと思っているからです。
創作物には刺激がつきもの
マンガやアニメに限らず、映画や音楽、絵画などの創作物には、何らかの刺激が含まれています。
それが笑いやワクワク、ドキドキ、ハラハラといった感動を生みます。ワンダーやサスペンスです。
その刺激がその創作物を見たい、読みたいという気持ちを呼び起こします。
創作物の鑑賞において、刺激とどう付き合うかは、感受性を豊かにするという意味で重要と考えてます。
良い刺激と悪い刺激
良いマンガには、よく練り込まれたストーリーが中心にあって、ストーリーを盛り上げるために効果的に刺激のある描写が使われます。このような刺激は良い刺激です。
ジョジョは、マンガの王道と著者が言ってるぐらい、少年マンガとしてしっかりとしたストーリーです。そして、ドキドキ、ハラハラを生むためにここぞというときに刺激のある描写が使われているいます。
逆に、刺激的な描写ばかり連続して出てくる作品は、子供に見せたくありません。ジョジョはそういう作品ではありません。
世の中はいろんな刺激で一杯
現在は、インターネットによって、さまざまな創作物に簡単にアクセスできるようになりました。
そこには、過剰な刺激だけの作品もいっぱいあります。
このような環境のなかで、鑑賞に耐えるよい創作物を見つけていく目を養うことが必要です。
それには、少し刺激があったとしても内容の良い作品に触れていく必要があります。
子供の性格や理解力によって時期の早い遅いはあると思いますが、ちょっと危なそうな刺激はなんでもかんでも子供から遠ざかるのではなく、子供と一緒に作品を味わう中で、刺激との付き合い方を学んでいくアプローチが良いと思います。
大切なのは作品について親子で会話すること
創作物に触れるときに大切なことは、その作品を媒体にした親子の会話があるということです。
子供が好きな作品があれば、それについて会話することで作品の理解を共有し、さらにお互いの理解を深めることができます。
そうすることで、その作品は子供の教育にとって価値あるものとなります。
マンガやDVDを子供に渡して、「あとは勝手にやりなさい。お父さんは自分のことやるからね。」では、せっかくの作品が泣きます。
ストーリーについて会話する
ジョジョは勇気や友情などがしっかりと書かれた素晴らしい冒険物語です。
そこに出てくる用語がある程度理解できる年齢であれば、ストーリーについて親子で会話しながら勇気や友情といったことを学ぶことができると思います。
表現形式について会話する
ジョジョに描かれたリアルな表現形式は見る価値があるものです。
リアルゆえに少々過激な場面も出てきますが、単に過激なのではなくしっかりと意味をもって書き込まれている思います。
荒木先生はここでどうしてその絵を書いたのか、ということを話し合うことで作品理解を深めることにつながります。
子供のためになるかどうかは、あなた次第
ジョジョの奇妙な冒険は子供の教育に良くないのか?
それは親しだいです。
まずは親が真正面から作品を楽しむことです。親が楽しいと子供と会話も盛り上がります。
自分はそういうつもりでジョジョを読んでます。
(実は、自分が見たいだけじゃん、ということなのですが)
子供がコミックを汚すのが心配なときは電子書籍がおすすめ
紙のコミックだと、子供が折ったり破ったりするのが心配ですよね。
そういう人には電子書籍がおすすめ。
ジョジョは冊数が多いので、kindleでまとめ買いが便利です。
(以下、あらすじはwikipediaから引用)
ジョジョの奇妙な冒険 第1部
副題「ファントムブラッド」
舞台は19世紀末のイギリス。英国の青年貴族である主人公ジョナサン・ジョースターと、下層階級の出身ながら類稀なカリスマ性と野望の持ち主ディオ・ブランドーの抗争劇。「石仮面」や「波紋」を背景に、2人の成長や対立が描かれている。
ジョジョの奇妙な冒険 第2部
副題「戦闘潮流」
舞台は1938年のアメリカ。再び世界大戦の足音が聞こえ始めた中で、ジョナサンの孫のジョセフ・ジョースターもジョナサンと同じく「波紋」を身に付けていた。そんな中、人類を遥かに凌駕する知的生物「柱の男」達が発掘される。人類の脅威となりうる「柱の男」を倒すため、ジョセフ達は各地を奔走する。
ジョジョの奇妙な冒険 第3部
副題「スターダストクルセイダース」
舞台は1987(88年説あり)年の日本。100年の時を経て、ジョナサンの肉体を乗っ取ったDIO(ディオ)が復活した。それと共鳴するかのようにジョセフの孫の空条承太郎に、幽波紋(スタンド)という能力が発現する。DIOの影響によって危篤に陥った母の空条ホリィを救うため、承太郎はジョセフらと共にDIOの潜むエジプトを目指す。
ジョジョの奇妙な冒険 第4部
副題「ダイヤモンドは砕けない」
舞台は1999年の日本。ジョセフの隠し子の東方仗助の住む杜王町では、スタンド使いが増え続けていた。その原因を調べて杜王町を守るため、仗助と仲間達は町に潜むスタンド使いと闘いを繰り広げていく。
ジョジョの奇妙な冒険 第5部
副題「黄金の風」
舞台は2001年のイタリア。DIOの息子のジョルノ・ジョバァーナ(汐華 初流乃)は、街を救うギャングスターになるため、ギャング組織「パッショーネ」の内部抗争に身を投じていく。
ジョジョの奇妙な冒険 第6部
副題「ストーンオーシャン」
舞台は2011年のアメリカ。承太郎の娘の空条徐倫は、罠にはめられて刑務所へ収監されてしまう。そこで徐倫は、来襲するスタンド使い達を退けつつ、この悪夢を仕掛けた見えざる敵への戦いを挑む。
ジョジョの奇妙な冒険 第7部
副題「スティール・ボール・ラン」
舞台は1890年のアメリカ・サンディエゴビーチ。この地で世紀の大レースが開催される。謎の鉄球を操る男のジャイロ・ツェペリと、下半身不随の元騎手のジョニィ・ジョースターは、それぞれの目的のためにゴールのニューヨークを目指す。